土地や建物等の不動産を売却する際には、さまざまな心配事が起きてきます。
最初の心配は、適切な価格設定です。価格が高すぎれば長期にわたって売れないこともあります、低すぎれば損をしたと思う感情を抱くことになります。
また、市場の動向に対する不確実性も心配されます。需要の変化や競合物件の出現によっては、売却が難しくなることもあります。隣が売却したので、うちも売ってしまおうというのは止めた方が良いです。
何故かというとこの場合は、先に売却した隣の売却価格に拘束されてしまうからです。ちょっと時間を置いてからの方が良いでしょう。
物件の状態も心配事の一つです。修繕やリフォームが必要な場合、費用がかさむことがあり、売却価格に影響を与える可能性があり、また、法的な問題も懸念されます。契約や物件の権利関係に関する問題が発生すれば、売却プロセスが遅延し、ストレスを引き起こすことにもなります。
また、買い手の信頼性も大きな心配事の一つです。買い手が支払いを滞らせるリスクがあったりしますので、仲介業者に依頼し十分な調査が必要です。さらに、不動産売却にはさまざまな手数料や費用がかかるため、これらの負担も心配ごとです。すべての費用が予想以上にかさむと、売却時の利益が減少することにもなりかねません。
これらの心配事に対処するためには、信頼できる不動産エージェント(仲介業者)や専門家の助言を受けることが不可欠です。市場調査や物件の状態を十分に把握し、慎重に計画を立てることが重要です。不動産売却は大きな取引であり、慎重な準備と対応が必要となります。
土地や建物の不動産の売却を考える際、信頼できる不動産業者に依頼することが重要ですが、まず、地域の不動産市場に詳しいエージェントを選ぶことが大切です。
地元のエリアに精通しているエージェントは、その地域の需要や価値を正確に評価することができます。また、口コミやオンラインのレビューをチェックして、信頼性の高い業者を見つけることが重要かもしれません。
次に、エージェントの専門性と経験を確認することが大切です。経験豊富なエージェントは、売却プロセス全体をスムーズに進めるためのノウハウやコネクションを持っています。資格や認定も確認し、免許番号も一つの判断基準になります。何よりも専門知識を持つエージェントを選ぶことが望ましいです。
また、エージェントとのコミュニケーションが円滑かどうかも重要な要素です。売却プロセスでは、エージェントとの密な連携が必要です。エージェントが対応可能なコミュニケーション手段やスケジュールについて明確に理解しておくことが重要です。
最後に、有名フランチャイズチェーンの大手業者に依頼してみたところ、最初に高めの売却価格を示されて、大手だからこれで売ってくれるだろうと思っていましたが、しばらくして「少し値段を下げてみましょう」と言ってきたということをよく聞きます。
これは「囲い込み」という手法です。依頼者が他の業者のところに行かないようにするたに最初に高値な数字的条件を提示しする方法です。そうして、結果、相場価格であれば良いのですが長期間市場にさらされて指値(さしね=値引き)交渉が入って相場数字以下で売却することになってしまうケースが散見されます。
以上のポイントを考慮したうえで、いくつかのデータや資料を示してくれて、公正で客観的数字を示してくれそうな地元の信頼できる不動産業者に依頼することが、上手に不動産の売却を進めるための重要なステップです。
やはり「正直不動産」を探すことに尽きます。
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