建築費高騰の影響:建築業界と不動産業界の課題

                   建築費高騰の影響:建築業界と不動産業界の課題

大手建築業者の営業さんが来社し、いろいろとお話をお聞きしました。その中で、建築費がとても上がってしままい、結構、営業的にも厳しい状況だということを言っていました。

 

建築業界や不動産業界において、建築費の高騰はさまざまな影響を及ぼすことになり、結構、深刻な問題です。

 

まず、建築業者や不動産開発業者にとって、建築費の高騰は利益を圧迫する要因であり、建築プロジェクトの予算がオーバーすることで、計画通りの利益が得られなくなったり、それよりも売れないということにもなりかねません。

 

また、建築プロジェクトの遅延やコスト増加は、信頼関係の損失や契約違反のリスクを引き起こすことにもなり、引いては企業の信頼そのもの失墜ということにもなってします。

 

さらに、建築費の上昇は不動産市場にも影響を及ぼします。建設コストの増加は、新築住宅や商業施設の価格上昇につながる可能性があります。これは、既に現実的の起こっていることです。

 

これにより、不動産購入希望者や借り手にとって、住宅や商業スペースの入手が難しくなるということに繋がってゆきます。                                                                                                                                                                                                                      

また、建築費の増加が土地の価格にも影響を与え、土地所有者や投資家にとっても潜在的な損失をもたらすということも言えます。

 

このように、建築費の高騰は建築業界や不動産業界に多岐にわたる影響を与えることになります。これらの業界では、効果的なコスト管理やリスク管理が重要となりますが、このコスト高はいろいろな要素が組み重なっているようです。

 

コロナの影響によるウッドショックに加え、建築業界の職人さん働き方改革で、土日も休み、仕事は定時できっちり終えることが求められようです。その結果、工期が2割3割の期間伸びることになり全体的に工事費が上るという結果になるようです。

 

さらに、建築資材その物の等々に加え、資材運搬経費が運送業界の働き方改革でコストが増加し、結果、資材そのものも高騰するようになってきているようです。

 

建築費の高騰は建築業界や不動産業界に多岐にわたる影響を与えることになるのですが、社会的構造の問題なので一朝一夕には解決するのは難しいかもしれません。      


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