不動産会社の人は、なぜヒマそうに見えるのか？

一般の人が、不動産屋が「ヒマそう」に見えることにはいくつかの理由がありそうです。この印象は実際の業務内容とは異なる場合も多く、誤解を招きやすいものです。自らを省みて、その要因をいくつか挙げて考えてみます。

まず、不動産業者の業務の多くは一般の人からは、見えないところで行われ、見ようとしてもなかなか見ることができません。

物件のリサーチ、書類作成、契約手続き、顧客との連絡など、多岐にわたる業務がオフィス内で行われるため、外部からは業務の繁忙さが伝わりにくいのです。

例えば、顧客と物件を見に行くために出かける時間や、図面等の資料をチェックする時間は、店頭では見えない部分となります。

次に、不動産業者の業務はピークタイムとそうでない時間帯がはっきりしていることも一因です。土日や祝日、夕方以降など、顧客が時間を取れるタイミングに業務が集中するため、平日の昼間などは比較的落ち着いているように見えることがあります。これにより、一部の時間帯では「ヒマそう」に見えるのです。

また、不動産業者は顧客対応の際に、待機時間が発生することが結構あります。例えば、物件見学の予約や契約手続きの際に顧客を待つ時間が出来てしまうことがあり、その間は外見上は「ヒマそう」に見えるのかもしれません。

しかし、実際にはこの待機時間を使って周辺の環境を確認したり、室内の換気を行ったり、接客のシートを確認したり等の業務をこなしていることも多いものです。

さらに、不動産業者は店内での顧客との対面だけでなく、電話やメールでの対応も頻繁に行っています。

これらの対応は外からは見えにくいため、オフィスで静かに電話やメール対応をしている姿が「ヒマそう」に見える要因の一つとなります。

最後に、不動産業者が意図的に余裕を持って対応している場合もあります。顧客に対して焦らせることなく、丁寧に対応することで信頼関係を築くために、ゆったりとした態度を心掛けていることがあります。このプロフェッショナルな姿勢が、逆に「ヒマそう」に見えてしまうこともあるのでしょう。

このように、不動産業者が「ヒマそう」に見えるのは、実際の業務の性質やタイミング、顧客対応の方法など、さまざまな要因が重なっているためですが、基本的に右にある荷物を左に移す運ぶという作業的仕事ではないからだと思います。

実際には多くの業務を効率的にこなしていますが、机に座ってボーっとしてるように見えますが、でも、それはボーッとしているように見えても、顧客のために全力を尽くして考えている姿だということを理解していただければ有難いと思います。

まあ、私のところも実際にヒマにしていこともありますので、そんな時はどんなことでも結構ですのでお声がけください。